鎌倉花火大会、2017年中止!理由は?代わりの花火大会はこれ!

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鎌倉を代表する夏の一大イベント、鎌倉花火大会が2017年は開催を中止されると発表されました。1948年から始まり今年で69回目を迎えるはずだった鎌倉市の名物である花火大会、なぜ中止となったのでしょうか?

今回は鎌倉花火大会の中止理由と通年の日程や規模、そして代わりとなる花火大会について調べました。

2017年、鎌倉花火大会は中止の発表!その理由は?

関東で開催される花火大会の中でも人気と知名度がともにある鎌倉花火大会、2017年は当初7月19日(水)に開催を予定していました。ところが、鎌倉市観光協会の公式ホームページで2017年は開催中止と4月10日(月)に発表されました。

なぜ70年近く続く花火大会は中止になったのでしょう?

鎌倉花火大会の主催は花火大会実行委員会によって行われます。

委員会は鎌倉市や鎌倉商工会議所など20以上の団体からなり、事務局が「鎌倉市観光協会」という構成で運営されていました。

しかし、4月10日(月)に開かれた実行委員会で実質的に運営をしていた観光協会からの退会の申し入れが認められ、結果、観光協会抜きでの開催が難しいとの判断から中止と決められました。

なぜ観光協会が花火大会実行委員会を退会したのかというと、実は鎌倉市から観光協会への花火大会などに使う費用を含めた補助金が支給停止となったからです。

なぜ補助金の支給が停止になったかというと、

平成28年9月から鎌倉市議会において、観光協会が受託している観光案内所の職員の労働契約に疑義があるとして、鎌倉市議会から観光協会へ「理事会議事録の提出」が要求され、観光教会が応じなかったからだそうです。

鎌倉市議会が疑ったのは、観光協会が一部の非正規職員の「雇止め(やといどめ)」をしたのではないか?という点でした。

ちなみに「雇止め」とは、契約期間を決めて契約をしている従業員に対して、雇い主(この場合、観光協会)が契約期間の途中で辞めさせることです。

この疑いについて確認するため、市議会が観光協会に理事会議事録の提出を求めましたが、観光協会側は「議事録は内部資料である」という理由から応じませんでした。そのため市議会は観光協会への補助金である約4,700万円の支給を認めないという処分をしたのでした。

観光協会は公益的な団体であり、社団法人や財団法人といった形態をとっています。鎌倉市観光協会の場合は公益社団法人です。

その財源は会員からの会費や観光イベントなどの収入がありますが、中でも「地方自治体からの補助金が占める割合は大変大きいのです。鎌倉市観光協会の場合、補助金の内訳は人件費や事務所家賃となっています。

実際、鎌倉市観光協会の井手会長は「補助金がなくなり、協会自体の存続が危ぶまれる仲、大会への責任は果たせないと判断した」と、4月10日(月)の朝日新聞によるインビューで回答しています。

要するに、

①観光協会の雇用に関して、鎌倉市議会が資料を提出するようもとめた
②内部資料という理由から観光協会は提出を断った
③提出しないなら、今年度の鎌倉市からの補助金は支給しない、と脅した
④やれるものならやってみろとばかりに「市民が楽しみにしている」であろう花火大会中止を発表した

と言うことになります。

なぜ鎌倉市議会が雇用に関する資料を提出するよう求めたのかが疑問ですが、観光協会は「花火大会中止を撤回させよう」とするであろう、市民の心理を味方につけて、こういった発表をしたのだと予想できます。
鎌倉市に税金を払っているのは鎌倉市民であり、その市民が、

「こんな理由で花火大会を中止にするな!私たちの税金を交渉材料に使うな!」

と言い始めれば、鎌倉市は観光協会に補助金を出さざる得なくなるという井出会長の読みだと思われます。

言い換えると「鎌倉市議会と観光協会のいざこざ」で、毎年花火大会を楽しみにしている市民や大会を運営する人達からすると、「とばっちり」ということになりますね。

鎌倉花火大会の例年の日程や規模

残念ながら中止となった鎌倉花火大会ですが、例年ですと下のような日程や規模で開催されています。

開催日程:7月第3水曜もしくは木曜
開催時間:19時20分~20時10分
開催場所:由比ガ浜・材木座海岸
打上発数:約2,500発
人出:2016年約15万人、2015年(高波により中止)、2014年約14万人

鎌倉花火大会の一番の見どころは水中花火です。花火を打ち上げるのでなく、海に投げ入れることで花火が海の中から扇状に開きます。特にスターマイン(連続花火)と水中花火が同時に開く姿はとても華やかで海上での花火大会ならではの楽しみです。

(2016年、鎌倉花火大会の様子)

代わりになる花火大会情報

鎌倉花火大会がこのような形で中止になるのは残念ですが、神奈川県内には他にも7月から8月にかけていくつも花火大会が開催されます。

現時点で予定されているものの中から海沿いで見られるおすすめの花火大会をご紹介します。開催時間や打上発数は例年のものを参考にしています。

〇2017久里浜ペリー祭花火大会
開催日程:2017年7月15日(土)
開催時間:19時30分~20時10分
開催場所:横須賀市久里浜
打上発数:約3,500発
人出:約10万人

〇第52回葉山海岸花火大会
開催日程:2017年7月26日(水)  ※荒天時翌日順延
開催時間:19時30分~20時15分
開催場所:森戸海岸沖及び一色海岸防波堤
打上発数:約1,200発
人出:約3万2,000人

〇第43回サザンビーチちがさき花火大会
開催日程:2017年8月5日(土) ※荒天時翌日順延
開催時間:19時30分~20時20分
開催場所:サザンビーチちがさき
打上発数:約3,000発
人出:約8万人

〇第67回湘南ひらつか花火大会
開催日程:2017年8月25日(金) ※荒天時は8月27日(日)に延期
開催時間:19時~20時
開催場所:湘南潮来(相模川河口)
打上発数:約3,000発
人出:約14万人

〇第43回金沢まつり 花火大会
開催日程:2017年8月26日(土)
開催時間:19時~20時
開催場所:海の公園沖
打上発数:約3,500発
人出:約28万人

また、横浜市西区のみなとみらいで行われていた「神奈川新聞花火大会」は2016年をもって終了し、今年からは開催されないことになりました。こちらは本当にお金がなくなってしまったようです・・・。

まとめ

多くの市民や観光客が楽しみにしていた鎌倉花火大会が、このような理由で中止になるのは悲しいですね。また、中止によって観光だけでなく地元商店や海の家などの売り上げにも大きく影響が出そうです。

花火大会の準備には数ヶ月必要なので中止となった今夏の開催は延期も難しいかもしれませんが、来年はぜひ復活して欲しいものですね。

以上、「鎌倉花火大会、2017年中止!理由は?代わりの花火大会はこれ!」でした。


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