お年賀のタオル 意味は?渡し方やいつまでならOK?
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(画像出典 http://naire.plescort.net/)
お年始の挨拶回りにかかせないお年賀ですが、一般的にはお菓子やタオルを贈るのが良いとされていますね。お菓子は日持ちが良く好みが分かれにくい、という事などから定番とされているのはわかりますが、なぜお年賀に「タオル」なのか?不思議ですよね。今回はお年賀にタオルを贈る意味や、いつまでに渡せばいいのか、正しい渡し方、などをまとめました。
お年賀にタオルを贈る意味
お年賀にタオルを贈るようになったのは、江戸時代に歌舞伎役者や力士、落語家らが、年始の挨拶回りの際に、自分の名前や紋の入った手ぬぐいをご贔屓筋やお客様に配ったことが始まりとされています。手ぬぐいがタオルへと変わっていったのは明治時代頃といわれ、小売店がなじみのお客様へのお年始の挨拶回りの際に持参する物として、手ぬぐいよりも実用的で安価なタオルを贈るようになった、といわれています。
江戸から始まったこの慣習は、関東を中心に会社や商店などの間で広がっていき、今に至るようです。
お年賀の渡し方
お年賀の贈り物には、紅白の花結び(蝶結び)の水引(5本又は7本)がプリントされた「のし紙」をつけます。表書きは、献辞(上書き)は中央に「御年賀」と書き、名前は献辞よりも少し小さめにフルネームで書きます。
お年賀は、年始回りの挨拶の品として持参する物の為、基本的に手渡しするのがマナーといわれています。元日は避け、なるべく相手の都合を聞いてから訪問するのがよいでしょう。
渡す際には紙袋や風呂敷から出して、相手側へ「のし」が正面になるように渡します。相手側か自分が喪中に当たる場合は、松の内を過ぎてから「寒中見舞い」として贈ります。
お年賀はいつまでに渡すの?
年始の挨拶回りの時期は、お正月の三が日のうちに済ませるものとされていますので、お年賀を渡すのもこの期間となります。三が日といっても、元日や残りの日も午前中の訪問は避けたほうがよいでしょう。
ただし、お年賀は手渡しするものとされている為、三が日の間に都合が合わない場合もあります。企業などの場合も、取引先が三が日はお休みのところも多いでしょう。その場合は松の内の間に贈るとよいとされています。関東では松の内は1月7日ですが、地域によって松の内の期間が異なりますので、あらかじめ調べておくとよいでしょう。
「明けましておめでとうございます。お年賀のおしるしですが。」と、旧年中にお世話になった感謝の気持ちと新年もよろしくお願いします、という意を込めたご挨拶の言葉を添えて手渡しましょう。
まとめ
お年始の挨拶回りの時に、直接手渡しで贈るお年賀。「相手の顔を見ながら感謝の気持ちを伝えたい」という心は、便利になった現代でも変わらないからこそ、続いている慣習なんでしょうね。いつまでに贈るのか、正しい渡し方など、細かいところまでは知らない方も多いのではないでしょうか。事前に知っておけばお年始の挨拶回りの時も安心です。
お年賀にタオルを贈るのは関東のほうだけで、一般的には企業間で贈りあうのもののようですが、個人間でタオルを贈るのも実用的で喜ばれそうですね。
今年のお年賀には、関東以外の地域の方も「タオル」を選んでみてはいかかですか?タオルを贈る意味などを知っていると、会話も盛り上がるのではないでしょうか。
以上、「お年賀のタオル 意味は?渡し方やいつまでならOK?」でした。