2016年トリプル台風はいつ以来!?9号、10号、11号の最新進路!
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2016年は8月に入り台風ラッシュです!しかも結構な確率で上陸しています。8月21日の予想では9号、10号、11号がそれぞれ日本に上陸する恐れが出てきました。トリプル台風が日本にやってくるなんてめったにないことですよね。いつ以来の出来事なのでしょう?それぞれ台風の最新進路とともに解説します。
トリプル台風はいつ以来!?
トリプル台風、つまり日本国内に3つの台風が同時にやってきたのは、観測史上では1985年以来になります。この時は台風12号、13号、14号が同時にやってきました。
この時のトリプル台風は8月24日から9月2日にかけて日本中で猛威を振るいました。そして非常に珍しい動きをしたことで歴史に残っています。
【複雑な動きをした台風12号の経路図】
※気象庁台風経路図参照
まず、台風12号が太平洋沖で発生し、北西の進路で日本に進んできました。8月30日早朝、鹿児島県屋久島に上陸して、その後も北西に進み一度は日本から離れて行きかけていたのですが、8月31日に急に進路を変え、北東に進み始め再び北九州に上陸しました。そして日本海側を陸地に沿うように進みながら、9月1日深夜に福井県付近で温帯低気圧になったのでした。
なぜ12号がこのような複雑な動きをしたかというと、8月26日南シナ海上で発生した台風13号による影響があったからです。
【台風13号の経路図】
※気象庁台風経路図参照
この経路図からわかる通り、13号は8月30日に沖縄県に上陸し、そのまま北上を続け31日には鹿児島県に上陸しました。この13号が沖縄に接近していた頃、12号は屋久島付近を通過した後でした。
実は2つの台風が1000km以内に近づくと、急に進路を変えたり、台風の回転が逆になったりする現象が発生するのです。ですから台風12号は13号に吸い寄せられるような形になり、進路を急激に変え北西に進んだのでした。12号と13号の2つの台風は、北九州でぶつかるような状態になり、お互いに日本海側を進みました。
13号は9月1日に再び北海道に上陸し、太平洋側に出て温帯低気圧に変わりました。
【台風14号の経路図】
※気象庁台風経路図参照
台風14号は8月28日に太平洋沖で発生し、北上してきました。30日には小笠原諸島、関東に上陸し、その後31日にかけて福島県、宮城県まで北上して9月1日に再び太平洋で温帯低気圧にかわりました。
このトリプル台風による死者・行方不明者は31名、負傷者232名を記録しました。
2016年台風9号、10号、11号の最新進路
さて、本題の2016年のトリプル台風はどのようになっているのでしょうか?最新の進路を確認してみましょう。
9号は8月22日朝には関東に上陸します。その後そのまま北上して、東北、北海道を横断すると見られています。
10号はゆっくりしたスピードで南西に向かい、22日には九州沖縄の東側に停滞しそうです。その後沖縄方面に向かいそうですが、おそらくそのまま温帯低気圧になってしまうでしょう。
11号は、すでに北海道の南側におり、22日には北海道を北上して温帯低気圧に変わりそうです。
このように2016年のトリプル台風はそれぞれが離れているので、1985年ほどの複雑な動きにはならなそうです。
とはいえ、日本各地で台風の影響は出ますので、なるべく外出は控え、河川や海には近づかないようにしましょう。山間部でも土砂崩れなどに注意が必要です。ここ数日は家の中でおとなしくしているのが無難だと言えます。
以上、「2016年トリプル台風はいつ以来!?9号、10号、11号の最新進路!」でした。