2016年秋の花粉症 種類別時期、症状や対策はこれ
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花粉症はスギやヒノキなど、春の病気だと思っている人も多いと思います。実際多くの人が悩むのは春の花粉症ですが、花粉はほぼ一年中飛んでいて、実は秋も花粉症のシーズンなんです。今回は2016年の秋の花粉症について、種類別の時期や症状、対策について解説します。
2016年 秋の花粉症の種類別時期
主な原因となる植物はイネ科、ブタクサ(キク科)、ヨモギ(キク科)、カナムグラ(クワ科)などです。
【イネ科】
イネ(水稲)の他に同じイネ科の仲間として、カモガヤ、ハガハグサ、コヌカグサ、ホソムギ、シラゲガヤ、コスズメノチャヒキ、ヒロハウシノケグサ、ハルガネ、麦、アシ、ススキなどがあります。イネ科の植物はほぼ一年中花粉が飛んでおり、花粉症の人に影響を与えているといえます。
【キク科】
秋の花粉症として最も有名なキク科の植物といえば「ブタクサ」。また「ヨモギ」も花粉症の原因になります。時期は8月から10月頃、花粉を飛散させます。
【クワ科】
クワ科の花粉を飛ばす植物代表は「カナムグラ」。時期は8月から10月頃、花粉を飛散させます。カナムグラはとても繁殖力が強い草で、茎にあるたくさんのとげを使い他の植物に絡みつきながら繁殖します。
秋の花粉症の症状、春の花粉症との違い
秋の花粉症の原因となる植物は上記のような草木になり、公園や河川敷、道路脇に広く生息していますが、春の花粉症のスギやヒノキのような樹木の花粉と違い、背丈が低いことで飛散距離が短く、そばに近づかないことで随分症状は抑えられます。
こういったことから秋の花粉症は春に比べて被害が小さいと言えます。
秋の花粉症の症状と対策
症状は春も秋も共通しており、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉が痛いなどの症状が出ます。
対策は春と同様です。アレルギー症状を抑える薬を医師や薬局で処方してもらったり、花粉対策用のメガネやマスクなどをして症状を抑える対策を取る必要があります。
また、原因となる草木に近づかなくても花粉症状が出る場合は、花粉症の原因物質が含まれる食物を食べてる可能性があるので一度チェックしてみましょう。花粉症の症状が出やすい食べ物は以下です。
【カモガヤに似た物質を含んだ食べ物】
メロン、スイカなどのウリ科
【ブタクサ、ヨモギに似た物質を含んだ食べ物】
メロン、セロリ、ニンジン
これらは共通抗原性が報告されている食べ物で、『口腔アレルギー症候群OAS』と呼ばれたりするのですが、症状としては、喉がイガイガしたり痒くなったりします。
まさか食べ物でも花粉症の症状が出るとは思いませんよね。これら例は特殊ではありますが、症状がひどい場合は思い返してみるといいかもしれません。花粉症の人にとっては、一年中何かしらの花粉が飛んでいてつらい状況かと思います。対策を取って少しでも楽になるよう心がけましょう。
以上、「2016年秋の花粉症 種類別時期、症状や対策はこれ」についてでした。